ネグレクトが子供の性格を変えてしまう!?しつけという勘違いがもたらす悲劇

私の父親は比較的お堅い仕事をしていて、私も小さいながらも「偉い人」ということを感じていました。家では書斎にいる時間が多く、大型連休は旅行に行ったりしていましたが日常の中で遊んでもらった思い出は少ないかなって気がします。寂しかった私は「ウソ」をつくことを覚えます。聴力検査や視力検査で、とことん再検査を要する回答をしたのです。子供にしては悪質ですよね…。でも検査のたびに、母親は大きな病院に同行してくれるし、みんな心配してくれる。ただ目を向けてくれることが嬉しかったのです。

この「関心をひく」ための行為がエスカレートすると事件になるのではないでしょうか。よくニュースで容疑者を「幼稚」と表現することがあるように、「こうなったらどうなるか」といった想像力や「私はここにいる」といった自己表現力の乏しさが原因だと思います。

子供は1番最初に「愛情」を両親から受け取ります。喜怒哀楽の感情を無条件に抱きしめてくれるママやパパの腕の中はとても温かく、安心するはずです。ママやパパも、そんな子供が愛しくて可愛くて仕方ないものです。最初は誰もがそう思っているのですが、いくつかの要因が重なって見失ってしまうこともあるのではないでしょうか。

嬉しいはずの子供の成長…実は親泣かせ?


「3歳までは可愛い」という言葉があります。3歳までは何をやっても許せてしまうものです。それは「かわいい程度のいたずら」だからですよね。子供が成長と共に知恵をつけ行動範囲が広がったとき、大人でもウンザリするようないたずらが始まったりワガママが増えたりします。大人げなく怒鳴ってしまったり、手を振りかざしたりしてしまうこともあるかもしれません。でも、子供は「今までやってきたことと変わらないのになんで突然怒るの?」と戸惑ってしまいます。

私には、3歳と5歳の娘がいます。次女が生まれた頃は、どうしても次女に手をかけてしまい、長女の赤ちゃん返りを寛大に受け止めてあげることができませんでした。抱っこしていれば「〇〇もー」と甘えてきたり、寝かしつけている最中に「絵本読んでー」と要求してきたり。「お姉ちゃんなのだから」という試練を無意識に与えてしまっていましたね。構ってほしい長女は、落書きや次女へのいたずらなどをし始め、その都度怒られるという悪循環。一番苦しかったのは、彼女だったのに…。

離れて寂しい人こそ1番大切な存在


こうした「心の距離」が、子供の心身の健やかな成長の障害となって「幼稚なまま」大きくなってしまうことが1番問題です。

私は、子供と離れざるをえない時間があったことで、母親としての自分を見直すことが出来ました。子供だけでなく、私自身も助けてもらったと思っています。

本当に子育てって難しいです。思うようになんて絶対に行きません。無理はしない。頑張らない。これに尽きます!ネグレクトは完璧主義者や頑張り屋の方が陥りやすいと言われています。「こんなに頑張っているのに伝わらない…」という虚無感が、いつしか「なんで分からないのよ!」という怒りに変わってしまうのでしょうか。そして、そんな生きづらさが一緒にいる子供にも伝わり「いい子でいなきゃ」という緊張感が家庭内に常に存在し、少しずつズレていってしまうのかもしれませんね。

1つのストーリーだからこそのカミングアウト


こう書いていて、自分の不器用な子育てぶりに悲しくなる思いもありますが、幼い頃の自分の気持ちを覚えていて、実際に子育ての難しさを知り、様々な経験や知識を重ね、子供と幼い頃の自分を照らし合わせることができる私だからこそ、現実を直視できるのだと思っています。

一人で育ててみせると決意して2人の母となった私ですが、やはり大変でした。もちろん、シングルマザーで立派に子育てをされている方はたくさんいます。でも、当時の私は限界でした。現在は、私の実家で子供たちと私と両親の5人で生活しています。自らSOSを発したことで、生まれて初めて、素直に両親に甘えることができたような気がしますし、今の時間が幼い頃の思い出を埋めていってくれているように感じます。

決して忘れてはいけないこと


子供たちとの再会を果たしてからまだ数か月しかたっていませんが、子供たちは「ママだいすきー」という言葉や手をつないだり抱き着いてきたりというスキンシップが以前よりも多く、やはり寂しかったり不安だったのだろうなと思います。特に「ママみてー。ねぇ。ママみてー!」と目が合い通じ合ったと本人が納得いくまで呼びかける声には、いつもハッと気づかされます。子供は大人が思っている以上に、観察力が鋭く、感受性が豊かだということ。そして、純粋だからこそ、傷つきやすいということ。

同じ親として願うこと


幼児期までの間に、子供の心の土台は作られるといいます。たったの6年です。この期間はママであるための義務教育だと思って、お子様に向き合ってあげてください。家事や仕事は必要最低限でもいいのです。向き合うために、家族や親戚の協力が必要だと求めていいのです。もっとも大切なのは、見栄や意地、理想なんかではなく、子供たちの笑顔と明るい未来だと思います。

Sponsored Links